ノーサイド 〜機甲艦隊ダイラガーXV〜
15機ですよ15機!!
どうですか奥さん!!
(´・ω・`) <いきなりどうした
搭乗パイロットも、もちろん15人。
5人1組で、安芸マナブ率いる「クウラガー・チーム」
ミランダ・キーツたち「カイラガー・チーム」
ワルター・ジャックがリーダーの「リックラガー・チーム」
…に分かれ、それぞれ探査・作戦行動を行う。

もともと彼らは、3つの惑星が連合を結成し設立した惑星探査チーム。
地球から物資を送ってもらいながら、様々な惑星を調査してきた。
そんな彼らの前に現れたのが「ガルベストン帝国」だったのである。
ガルベストンの目的は、移住可能な惑星を探し出すこと。
母星が死滅の危機にあるため、血眼になって探査任務を遂行していた。
そのせいか、地球側の調査活動に反発し、「せっかく見つけた惑星を横取りされてたまるか」と疑心暗鬼にかられていたのである。
何とか誤解を解こうと、話し合いを試みる地球側。
地球に敵意を持ち、手段を選ばず排除しようとするガルベストン。
だがガルベストンにも理解者がいた。
探査任務の最高指揮官「テレス指令」である。

しかし地球とガルベストンの架け橋になろうとする彼の想いとは反対に、
本星の上層部は地球側の強制排除を推し進めようとしていた……。
(´・ω・`) <理解し合おうとするけど
必ず邪魔やアクシデントで阻まれるんだよね
だからこそ人間ドラマがおもしろい。
例えば、第11話「つかの間の休戦」では、
保護したガルベストン兵との交流が描かれた。

敵同士であるにも関わらず、「彼も犠牲者だ」と兵士を受け入れようとするマナブたち。だがメンバーの中にはそれを受け入れられず、つい罵声を浴びせてしまう者もいる。
一方のガルベストン兵も、地球人が悪い人間ではないと知り、
罪の意識に苛まれていた……。
第39話「ラガーマンの涙」では、捕虜にしたガルベストン兵たちとダイラガーチームが、つかの間の息抜きを楽しむことになる。
なんと、ラグビーで遊んでいたラガーチームにガルベストン兵が加わり、
両軍がスポーツで交流するのだ!!

(´・ω・`) <「ダイラガー」ってタイトルと、15機合体のアイデアは
もともとラグビーから来たんだよね
そのラグビーに「ノーサイド」という言葉がある。
試合が終われば勝者も敗者もない。
敵味方の区別もなく、互いを称えましょう……そんな意味だそうだ。
いい言葉ですね、ノーサイド。
敵対心や恨みは連鎖する。
相手を憎めば憎むほど、歯止めが利かなくなってしまう……。
「試合が終われば恨みっこなし」のように、どこかで境界線を引かなければ、不毛な争いだけが続いてしまうのだ。
境界線を引けばどうなるのか、引かなければどうなるのか、
第13話「心のなかの敵」がそのいい例だと思う。
同じ惑星で、再び対峙した両軍。
惑星に立ち寄ったのは、あくまで宇宙船の修理のためで、戦闘の意思はないと訴える地球側。
疑いつつも、探査中の惑星から離脱することで、自分たちにも戦闘の意思がないことを示そうとするガルベストン。
だがテレスがいる司令部と惑星駐在部隊の通信が長いことに疑念を抱いた地球側は、ガルベストンが援軍を待っているものだと判断し、ダイラガーに攻撃を命じてしまった。
その動きを察知し、ガルベストンも戦闘メカを放つ!
「我々は前線司令部の命令で
引き上げるところなのだぞ!!」

「そちらがその気なら、我々も受けて立とう!!」
ここで地球側も誤解していたことに気づき、ダイラガーチームに攻撃中止命令を出す。だが不信感を抱いたガルベストンは、いつでも反撃できる態勢を維持したまま、じっと地球側の出方を伺うのだった。
相手は攻撃を仕掛けてくるのか、それとも本当に戦闘の意思はないのか!?
一触即発の状態で睨みあったままの両者は……!?
(´・ω・`) <サスペンス抜群じゃないっすか
争いは起こらないに越した事はない。
だがもし衝突してしまった時……そんな時は、
振り上げた拳をおろす勇気を持っていたいと思う。
心のどこかに境界線を引き、相手と自分を許すこと。
そのための理由……ノーサイド。
まー難しいことなんですけどね
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気賀沢昌志(きがさわ まさし)
映画・アニメ・ゲームを中心に活動するフリーライター。演劇の専門学校を卒業後、シナリオの勉強会を経てアニメスタジオに入社する。その後、編集プロダクションに入社するが、2003年にフリーランスになる。
「みなさんに楽しんでいただければ本望です (` ・ω・´)」

